大茶番劇
この言葉がピッタリな映画は今まで観たことない(笑)
前作は東京、埼玉、千葉など関東地方がメイン舞台でしたが、今作はグレードアップして滋賀と大阪、和歌山まで範囲を広げています。
あらすじ
埼玉県の自虐ネタを詰め込んだ魔夜峰央のギャグ漫画を実写映画化して話題を呼び、興行収入37.6億円の大ヒットを記録した「翔んで埼玉」のシリーズ第2弾。主人公・麻実麗役のGACKT、壇ノ浦百美役の二階堂ふみが引き続き主演を務めた。
東京都民から迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍によって自由と平和を手に入れた。麗は「日本埼玉化計画」を推し進め、埼玉県人の心をひとつにするため、越谷に海を作ることを計画。そのために必要な白浜の美しい砂を求めて和歌山へと向かう。そこで麗は、関西にもひどい地域格差や通行手形制度が存在しているのを目の当たりにする。そして大阪のめぐらせた陰謀が、やがて日本全土を巻き込む東西対決へと発展していく。
前作で日本アカデミー賞の最優秀監督賞を受賞した武内英樹が引き続きメガホンをとり、脚本も同じく前作で日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した徳永友一が担当。新キャストとして、通行手形制度撤廃に向けて滋賀県人たちを導く「滋賀のオスカル」こと桔梗魁を杏、関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃を片岡愛之助が演じるほか、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、津田篤宏(ダイアン)、天童よしみ、藤原紀香、川崎麻世、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、戸塚純貴ら個性的な顔ぶれが続々と登場。
2023年製作/116分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年11月23日
前作ではダサいたまと蔑まれて通行手形がないと往来できない埼玉県民を救うために立ち上がる主人公が東京都の不正を暴き通行手形の撤廃を成し遂げます。
今作は埼玉に海を作る為にはるばる和歌山県の白浜に砂を取りに行くと言い、千葉から和歌山へと向かいます。
そこで前作出演していた阿久津 翔(伊勢谷友介)が居ないことを嘆いた麻実 麗(GACKT)の演技はまじで笑ってしまった(笑)
いきなりブラックネタを放り込んでくるのね。
その後、船が難破してしまい白浜ビーチに流された麻実 麗は滋賀解放戦線のリーダー桔梗 魁に助けられます。
近畿編
桔梗 魁が住む滋賀県は大阪府に虐げられていて、甲子園の地下が収容所になってる状況も、大阪府民と神戸県民を敵に回す演出がなんとも言えない状況でこの映画はかなり危険な綱渡りをしるなと、こりゃ問題作だと序盤でぶん殴られました。
埼玉解放戦線が甲子園に収監され、滋賀解放戦線に加わった麻実 麗が甲子園の仲間を助けにいくのですが、そこには
嘉祥寺 晃- 片岡愛之助
神戸市長 – 藤原紀香
京都市長 – 川﨑麻世
豪華キャストが鎮座しているではないですか!
この3人のギャラだけでも凄いことになりそう・・・
そして、滋賀解放戦線のリーダー桔梗 魁は未熟ながらもリーダーとして成長していきます。
麻実 麗も甲子園に捉えられ助けに行くのですが滋賀、和歌山に奈良県も加わり強く美しいリーダーに成長していきます。
この辺で大量にとびだしとび太の看板が出てくるんですがめちゃおもろい
大阪市長の存在感
嘉祥寺 晃は完全に悪の親玉の位置でコテコテの関西弁でまくし立てるラスボス的存在。
大阪のお好み焼きやたこ焼きの知名度を利用して、粉もんで全国大阪計画(大阪の植民地)を暗躍します。
甲子園の地下では怪しい白い粉が製造されてるんですが、白い怪しい粉を製造って大丈夫なのか?小麦粉だから大丈夫か??
オマージュネタがいっぱい
今作の翔んで埼玉にはパロディ?オマージュ?(悪く言えばパクリ)が多く出てきます。
チャーリーとチョコレート工場や「あれ?これどこかで見たような・・・」ってネタが沢山出てきます。
それだけでもだいぶ楽しめるので是非劇場で観て欲しいですね。
どんでん返しの脚本
これでもかとギャグ満載で進んでいくストーリー
キャラの深掘りも忘れることなくなんとなく感情移入もできつつラストは大どんでん返しの展開が待ち受けていますまさかあのタワーがあんなことになるとは・・・
大阪、京都、神戸との最後の戦いのお国自慢対決も笑えたし、まさか琵琶湖の水があんなことになるとは(笑)
そして飛出とび太くんの運命やいかに!
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